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揺れうごく鳥と樹々のつながり

揺れうごく鳥と樹々のつながり

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商品番号 5756

販売価格2,750円(税込)

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●秋冬は、果実を食べにくる野鳥に注目する人も多いかもしれませんね。
鳥が植物の種子散布に貢献するだけはなく、種子を破壊してしまう鳥もいることに目をつけた著者。

吉川氏は日本鳥学会より、2019年度黒田賞を授与されました。
この賞は日本の鳥類学の発展に貢献した黒田長禮・長久両博士の功績を記念して、鳥類学で優れた業績を挙げ、これからの日本の鳥類学を担う本学会の若手・中堅会員を対象に授与されるものです。

本書にあげる研究では、日本野鳥の会神奈川支部のまとめた調査データが非常に役に立ったという話も。
近年、市民データの研究への活用が注目を集めています。

「身近なフィールド」と「書庫」から、野鳥と植物の様々な関わりを解き明かしてゆきます。

●各章に設けられたコラムにも、本文に劣らず興味深いです。
例えば、貯食をする鳥は、空間記憶を司る部位である海馬が大きいこと。
かつてよく見られたヤマガラの「おみくじ引き」の一連の芸は、貯食という習性から成り立っていたこと。

●仮説を立て、検証し、その結果しばしば予想を覆される。そこから得られる教訓や、更なる謎解き。
研究者としての葛藤や、研究を深めていく興奮をリアルに感じられる本書は、理系を志す方や、フィールドワークに携わる方、学びの面白さを知るすべての方におすすめしたい、読み応えある1冊です。

**。*「はじめに」から一部省略抜粋*。**
動物は果実を食べることで種子を運び、花蜜を吸うことで花粉を届ける。彼らが存在しなければ、植物の生活を支えるプロセスは動きを止めてしまう。
だが鳥たちの役割はそうしたポジティブなものばかりではない。植物が子孫を残すのを妨げる鳥たちもいる。両者の関係はじつは複雑である。
裏庭と書庫で目にした、鳥と植物をめぐる風景を紹介しながら、そこで研究をおこなうことの魅力や可能性を伝えられたらと願っている。

【目次】
はじめに
第1章 研究をはじめるまで
第2章 京大北部キャンパスの裏庭、理学部植物園―種子を壊す鳥イカルを追う
コラム:植物の種子散布とそのさまざま
コラム:鳥が群れることのインパクト
コラム:イカルを飼う日々
コラム:液果の果肉の隠れた働き
第3章 書庫というフィールド、観察データというフィールド―鳥と果実のつながりを見る
コラム:種子散布研究はどのように進んできたのか?
コラム:論文を書くことと書き直すこと
コラム:どのように文献を探したらいいか?
コラム:散布者と捕食者のあいまいな境界
コラム:文献で見つかった不思議な観察記録
第4章 花をめぐる鳥と植物の複雑なネットワーク
コラム:海洋島、伊豆諸島の生き物たち
コラム:どんな花が鳥に送粉されるのか?
コラム:相利関係と敵対関係の連続性
コラム:ネットワークサイエンスと生態学
コラム:花蜜を吸わない鳥の謎
第5章 シキミをめぐる冒険―猛毒種子の散布から見えてきたもの
コラム:芸をする鳥、ヤマガラ
コラム:動物の貯食行動のめくるめく世界
おわりに

【著者:吉川徹朗】
1980年生まれ
京都大学大学院 農学研究科 博士課程修了 博士(農学)
東京大学大学院農学生命科学研究科特任研究員、日本学術振興会特別研究員PDなどを経て、2018年4月より国立環境研究所・生物・生態系環境研究センター特別研究員

■著:吉川徹朗
■サイズ:B6判、256ページ
■東海大学出版部


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